bar espresso 5

ワインインポーターがフランスの片隅から見つけ出すワインたちは、どれもどことなく同じニュアンス、風景を持っているケースが多い。
それは小さなインポーターなら特にその傾向が強く、人が選ぶものだからどうしてもその選者のフィルターがかかるからだと思う。
自分も昔はバックラベルでインポーターを確認して購入することも多々あった。(八田商店、サン・リバティ、テロワール、富士発酵、、、)
もちろん、嗜好を理解してくれていたワインショップ店員の、ちょっとこれ飲んでみてくださいよ!の一言でも無条件で購入していた。(今はネットでクリック、、、寂しいね)
同じようなことが、バー・ブエノスアイレスのコンピレーションCDでも見て取れる。
吉本氏は地球の裏側アルゼンチンや世界中から彼の審美眼(耳)にかなう音楽を探し出してくる。
その音楽たちはまるで、彼に見つけてもらうために産まれてきたかのように、ピュアで美しく繊細な同じDNAを持つ珠玉の数々。
だから、ボクは曲それぞれのアーチストが誰だとか、ストーリーにはほとんど興味は無く(実際、難解すぎるというのもある)
、bar buenos airesという空間にどっぷり身を委ね、吉本氏本人を聞いているんだと思う。

前作、夜をテーマにしたestellaの選曲は100回聞いても飽きない音楽を選んだと吉本氏は言う言葉通り、流れが実に穏やかで清流のようだ。
好きなワインを100回飲んでも飽きないのと同じことなのだと思う。
( »好きな人と100回キスしても »に読み替えてもらっても良いですね。)

そして、11月にビル・エヴァンス先生をフューチャーした待望の新作が発売となった。

http://www.amazon.co.jp/buenos-aires-soiree-dedicated-Evans/dp/B00OD8LM5W

RCIP02141-700x700

今年の初め頃かな、たまたま吉本氏に、ビル・エヴァンスでオススメCD有りますか?と聞いたところ、

『From Left To Right』をすすめてくれた。
さっそく、日本橋のK2レコードで借りてきて聞いてみたら、一発で気に入った。(でも、ジャズ評論家の間ではこれは駄作らしい。アホとしか言いようが無い)
ピュアで美しく哀しくてメランコリー。
M1. What Are You Doing The Rest Of Your Life?(切実な題名だな)からもう切なくて切なくて目頭熱くなり 、M4. Soireeの究極の美メロで滝涙、M5.M6 The Dolphin連打で正気に戻り、M9. Children’s Play Songで再び号泣するという
あまりの美しさに泣ける名盤だ。(ワルツ・フォー・デビーは美しいと言うより綺麗で泣けない)
アナログな良い意味で音質の悪さも哀愁そそられ、ぜひ一度レコードで聞いてみたい。ていうかレコード欲しいな。
泣きたいときに持ってこいだが、これは好きな人ができたら一緒に聞きたいリストの筆頭に入れておくことにした。(いつか)

 

その名曲Soireeをタイトルに冠した新作は、ビル・エヴァンスに捧ぐとの副題もあり、ビル・エヴァンス、ビル・エヴァンスしてるかと言うとそうでもなく、
どっちかというといつもの吉本さんだなあと言う印象だが、ビル・エヴァンスの美しさを継承するとともに吉本さんの選曲基準が見えてくる。
前作もかなりの静けさももった作品だったが、本作は更に静寂さを増し夜明け前のように眠りに近づいた音楽。

 

素人の戯れ言はここまでにして、
詳しい説明は、ここを読んで。

http://barbuenosaires.tumblr.com/post/99372314176/new-bar-buenos-aires-cd-release-soiree

抜粋

[プレスリリースより]
かつてない、新たな名作コンピレイションの誕生。世界の繊細な音楽を紹介するbar buenos airesの世界観を象徴するコンピ・シリーズ最新第4弾。
大人気コンピレイション・シリーズの新たな幕開けとなる第4弾は、「エヴァンスと室内楽」を選曲コンセプトに、ビル・エヴァンスのMGM盤『From Left To Right』に収められた、
彼の親友アール・ジンダース作の名ワルツ「Soiree」を選曲イメージの源泉にし、単なるエヴァンス・カヴァーや愛演曲だけではない、bar buenos airesならではの視点で自由に音楽を連想していきます。
本作最大のニュースは独占収録曲。今回はあのパット・メセニー&ライス・メイズがビル・エヴァンスの命日をタイトルにし彼に捧げた「September Fifteenth – dedicated to Bill Evans」の、
カルロス・アギーレとキケ・シネシによる彼らの優しさがにじみでた新録カヴァーを収録!歴史的な名演に独創的な解釈が加わり、新たな歴史が刻みこまれました。
bar buenos airesのロングセラー・コンピ・シリーズは『カルロス・アギーレに捧ぐ』(’11年)、『風、光、水』(’12年)、『星の輝き』(’13年)とリリースを重ね、
着実にリスナーの支持を得てきました。これまでの3部作を経て、今年は新たなコンセプトのもと、ビル・エヴァンスから広がる音の波紋をていねいに描きだします。
「室内楽とエヴァンス」をテーマに、オープニングの「My Bells」から、クロノス・カルテットの「Very Early」へ。カエターノによって命を吹き込まれた「Valsa」から穏やかな「The Dolphine」へ、
そして滋味に満ちたジョアン・カルロス・アシス・ブラジルのこぼれるようなピアノから、エヴァンスとジム・ホールの稀代の名作『アンダーカレント』を彷彿させる「Left Behind」、ラルフ・タウナーの「Always By Your Side」の
親密なカヴァー(世界初CD化)はまさにbar buenos airesの選曲を象徴する流れです。後半は「地中海と室内楽」をうたうイタリアEGEAレーベルの作品に代表される耽美的な音世界から
、初代パット・メセニー・グループのドラマーであるダニー・ゴットリーブをリーダーとするピアノ・トリオによる静寂のカヴァー「Soiree」へとつながり、最後は「September Fifteenth」の感動の新録カヴァーで幕を閉じる、繊細かつ豊潤、選曲も曲順も含め、エヴァンスの美学をデリケイトに表現してします。

*

これは、吉本さんの解説。

http://dacapo.magazineworld.jp/music/153832/

あ、レコード発見!!

 

 

***

そして、発売記念にいつものbar espressoをLa Kanroで開催。

T-Bollの進化系Royal-Ball(若槻さん、ご指導ありがとうございます!)でカルヴァドスの可憐な美しさを表現してみました。(美談化してるけど、狙ってない後付け(笑)
おかげさまで完売。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
そして、吉本さんとワインと言えば自然派。
ボー・ペイサージュの岡本さんもbar buenos iresをご愛聴と聞き、用意したのがBeau Paysage/Pinot Noir 2012.

1

まさに、この夜のためのワイン。

美ワイン。

 

(なんだか、ありがちな自画自賛系のオチに持ってきて、あいすいませぬ。)

2

また次回よろしくお願いします。

 

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